本当に行動が本質的か?

twitterでフォローしている人で、「直接自分で行動して経験する方が、本で得た知識より本質的である」とか言っているのを見て、疑問に思った。


いわゆる、デジタルに対してのアナログ優位論と本質は同じで、

一定の真実味は持っているが、パーフェクトな論理ではない。


そもそも、本だとか活字の情報媒体というのは、<直接経験>に付随するさまざまなコストを短縮化し、そこで得られた情報を効率よく共有するために発明されたものだ。それが「言語」だ。


だから、自然から切出したり実際に行動したりしてえた経験には確かになにかリアリティだったりがあるだろうが、その分量のさじ加減を間違えると、行動至上主義で活動してれば自分は本質的なんだ、と錯覚するような人が出てくる。(政治セクトとか宗教系の人たち)



むしろロジックがしっかりしていて考え方がしっかりとまともな人間なら、アウトプット:インプットの量は3:7でちょうどくらい。

それにアウトプットはそれが

(1)自身の生涯労働(社会貢献の手段)に直接関係するものか
(2)そうでないものなのか


による。


毎日はちまきしてメガホンで叫んでる早稲田キャンパスの男たちが、
BookWormと比較して知的でより本質的なのかと聞かれれば、NO。


行動だけで頭の足りない愚物などいくらでもいるのだ。